電子媒体でものを書くときに感じる不自由さについて。カーソル移動が不便それは電子カルテもそうだし、あるいはblog を書くときのインターフェースもそうなんだけれど、「機械に決められたとおりの配列に従わないと文章が書けない」というのが、電子媒体でものを書くときに感覚する、独特の不自由さにつながるんじゃ... [ 詳細 ] [ 関連 ] [ ニコニコ風 ]
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処世術としての「誠実な会話」について。何となく話そびれて、患者さんだとか、あるいはご家族から「話を聞かせて下さい」なんていわれたときの話しあいは、注意しないといけない。これといった目的のない話しあいは、しばしば迷走して、収拾がつかなくなってしまうことがある。最初に目的を宣言する話しあいの前に、目標... [ 詳細 ] [ 関連 ] [ ニコニコ風 ]
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要するに声がほしい。自分が抱えている問題に対して、その「声」をもらうことで、問題が解決したり、少なくとも問題を抱えて声を聞く、そんな体験を通じて、少しでも前に進みたい。こういう欲求は、裏を返せば「俺様に耳あたりのいい、役に立つ言葉だけをたくさん聞きたい」というわがままの裏返しにしか過ぎないんだけれ... [ 詳細 ] [ 関連 ] [ ニコニコ風 ]
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プレッシャーの大きい状況で、普段どおりの振る舞いかたをするのに必要なもの。若い患者さんを見るのは怖いそもそも本当は、そういう「差別」みたいなのがあってはならないんだけれど、「怖い患者さん」と「そうでもない患者さん」というのは、どうしたって存在する。たとえば97歳の、もう5年ぐらい寝たきりで、呼びか... [ 詳細 ] [ 関連 ] [ ニコニコ風 ]
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たぶん「無限の世界暗示」みたいなのがあるんだと思う。「その問題は大きすぎて解けないから、もっと頭のいいやりかたを考えましょう」とか、あるいは「問題のバリエーションは無限だから、無限に対応するために、創造力を養いましょう」とか、「創造」と、「頭の良さ」とを結びつけるような考えかた。算数は暗記だった無... [ 詳細 ] [ 関連 ] [ ニコニコ風 ]
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「うちの患者さんじゃありません」なんてコメントが、いろんな科から戻ってくる。原因疾患が特定できない患者さんを抱えて、自分じゃ分からないから、いろんな専門科に患者さんを紹介するんだけれど、「少なくとも循環器じゃない」だとか、下手すると「少なくとも外科じゃない」だとか。分からないことだけはよく分かる分... [ 詳細 ] [ 関連 ] [ ニコニコ風 ]
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ネットから実世界への、「越境」の難しさについて。研修医向けに作った原稿を書きためて、ネットで少しだけ名前が売れるようになって、商業出版品質にギリギリかする程度になった原稿を持ち込んで、出版社からは好意的な評価をいただくこともできたのに、ようやくたどり着いたこの段階になって、そこそこ売れた自分の「名... [ 詳細 ] [ 関連 ] [ ニコニコ風 ]
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「名医であること」や「名人であること」には定義があって、定義だとか、理論を知らないことには目指すことができないし、その人が置かれた状況によって、磨くべき能力も異なってくる。医療の円環構造「医療」においては、病歴や、家族歴の聴取に相当する「情報収集」、情報を元に、暫定診断や、バックグラウンドで生じて... [ 詳細 ] [ 関連 ] [ ニコニコ風 ]
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「戦場の摩擦」、「戦場の霧」という考えかたがあって、このへんはもしかしたら、ほかの学問とか、業界なんかでは過小評価されていたり、場合によっては「ないこと」にされているような気がする。摩擦これは要するに「通信の遅延」みたいな意味だと理解している。たとえば1000人の大部隊がいて、一斉に「前進」なんて... [ 詳細 ] [ 関連 ] [ ニコニコ風 ]
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今作っている研修医向けのマニュアル本について、少しだけ話が前に進んで、昨日は出版社の方と、いろいろお話をさせていただいた。まだまだ先は長そうだけれど。いろいろ思ったこと。出版は大変「自分の電子原稿が、出版にはあんまり貢献できない」ということが、個人的にはショックだった。原稿はすでに、表紙から目次、... [ 詳細 ] [ 関連 ] [ ニコニコ風 ]
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現在進行形ですごい状態にある人を見て、「僕も頑張ってああなるんだ」なんて、その人と同じ場所を目指して頑張るのは、危険なことだと思う。何かの間違いがあって、頑張ったその人の成功を許してしまった業界は、その時点で詰んでしまうから。劣化コピーが承認を求める同じ方法論で頑張った人は、どうあがいたってオリジ... [ 詳細 ] [ 関連 ] [ ニコニコ風 ]
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今うちの施設に来てくれている内視鏡の先生は、普段は別の県で仕事をしていて、週に1回、200km近く離れたその場所から、内視鏡検査のためだけに、車を飛ばして病院に来る。もっと近くにだって、たぶん内視鏡医を必要としている場所はあるんだろうけれど、車が好きなんだという。当直だけを代行してくれる、という働... [ 詳細 ] [ 関連 ] [ ニコニコ風 ]
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警察で収監中の人が、「症状悪化にて入院希望」でやってきた。刑事さん同伴で。外来でおきたこと「ひどい腹痛にて受診希望」ということだったんだけれど、元気だった。朗らかで、親しそうで、当直をしていた自分と患者さんと、なんだか15年ぶりに出会った友達としゃべってるみたいだったその人が外来に来た最初、「先生... [ 詳細 ] [ 関連 ] [ ニコニコ風 ]
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できれば雑誌の連載とか、なにか公的な文章として残る形で。「総説」は役に立たない患者さんはみんな違うから、医療という分野においては、議論の土台になる「一般」というものが、定義できない。病気についてはだから、「一般的にこうだと私は思う」という書きかたが難しくて、どうしても、誰かの論文を引っ張って、「○... [ 詳細 ] [ 関連 ] [ ニコニコ風 ]
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ゲームとは問題の中心にジレンマがあって、参加者が、自らの選択を通じてジレンマの解消を試みるとき、その状況は「ゲーム」であると言える。ゲームにはルールがある。ルールとはジレンマの設計であって、よくできたルールは、ジレンマの観察が容易で、「誰にでもできる簡単なことをふたつ同時に行おうとすると難しくなる... [ 詳細 ] [ 関連 ] [ ニコニコ風 ]
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病院での交渉ごとというのは、何しろあいては白衣を着て、なんだかえらそうな椅子に座っているものだから、一見すると圧倒的に、医師側のほうが有利に見えるんだけれど、実際白衣を着て座っている側からすれば、患者さんが、特に患者さんのご家族が、怖くて怖くてしかたがない。「グー」がない医療交渉というのは、じゃん... [ 詳細 ] [ 関連 ] [ ニコニコ風 ]
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間違える、あるいは「放り出す」といったほうが正しいのかもしれないけれど、患者さんを診察して、その人の抱える問題に対して、主治医としてなんのアイデアも浮かばないときに、患者さんに対して、どう「ごめんなさい」をすれば、その人の問題が解決できるのか、そんなことを考えてる。間違えが正しく重なると治る胸部大... [ 詳細 ] [ 関連 ] [ ニコニコ風 ]
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ずっと作っている研修医向けの本に、「喘息の患者さんを受け持ったら、その日の17時に挿管の適応を決定する」という項目を入れることにした。気管内挿管みたいな、生き死にに直結するような手技の適応は、医学的にでなく、むしろ社会的に決定されるべきだから。適応は社会が決める「酸素濃度が下がったら挿管」とか、「... [ 詳細 ] [ 関連 ] [ ニコニコ風 ]
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だいたい10枚、急に頼まれたときなんかに、最小限の手間で、平凡な資料を作るやりかた。表題、入院時病歴、理学所見、検査データ、画像所見のスライドが2枚ぐらいで、だいたい7枚。あとは経過表を作って、考察を2枚ぐらい入れると、だいたい10枚になる。病歴スライドと理学所見これはカルテを引き写すだけ。コツと... [ 詳細 ] [ 関連 ] [ ニコニコ風 ]
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「譲れない何かを守るために、あらゆる犠牲を惜しまず戦力を投入しようとして、目標を見失う状態」のことを、個人的に「203高地症候群」と読んでいる。こういうたとえ話として、203高地はそもそも正しくないみたいだし、そんなに珍しい状況だとは思えないから、もっとふさわしい言葉があるんだろうとは思う。自主規... [ 詳細 ] [ 関連 ] [ ニコニコ風 ]
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